犯罪抑止や犯人検挙以外でも…
横浜の病院で入院されている患者さんの点滴に異物が混入され亡くなられたニュースを耳にし衝撃を受けたのは私だけではないと思います。皆様ご承知の通り病院というのは外来で診察を受ける患者さんや付添いの方、お見舞いに来られた方や薬剤業者等、入院患者さん以外にも不特定多数の方が出入りする施設です。考えたくありませんがその中には患者さんの貴重品を盗もうと思う輩も少なくありません。ガードマンを配置している施設も有りますが人の目で監視するには限界が有りそれを補うものが防犯カメラで導入している病院も多く有ります。施設の規模にもよりますが今回の病院クラスになれば防犯カメラが複数台設置されていておかしくない施設だと私は思いました。「1階に1台録画機能が無い物のみ設置されていた」との情報を聞き、考えられるのは「プライバシーに過剰に配慮したのか、設備投資する予算を削っていたのか…」しか思いつきませんでした。 ニュースを聞く限り4月頃にも不審な出来事が有り内部事情に精通した人間の犯行ではとの事真面目に勤務されている看護士の方々はどれだけ傷つき迷惑を受けている事でしょう、決めつけてはいけませんが内部犯行で有るなら犯人も「私は無関係」と口にしているはずですから…「やった事・やってはいない事」いずれの証明も客観的証拠がない限り非常に困難です。事業所責任者の方には犯罪抑止の為にも貢献している良い従業員を守る為にもプライバシーに配慮しながら防犯カメラ導入を検討する必要が有るのではと今回の事件を通して強く感じました。