設置したから安心?

設置したから安心?

 年末に街頭防犯カメラの定期点検をしていたところ、小学校3年生くらいの男の子が近づいてきて大変興味深そうに点検の様子を見ていました。「危ないから離れてみていてね。」と声をかけると、キラキラした目でにこやかに「防犯カメラを作っている人?」と聴いてきました。思わず和んだ気持ちになったと同時に、いつも以上に気を引き締めて作業にあたりました。そんな子供たちが毎日のように通っている小学校、保育園、幼稚園などには、学校110番という通報装置が設置されています。この通報装置はボタンを押すだけで110番通報ができるので、子供たちの安全確保などの対処が速やかに行うことができます。この通報装置も定期的に点検を行っております。最近は保育園や幼稚園で、防犯や防災の訓練に熱心に取り組んでいる施設が多くなってきたように感じますが、学校110番の通報装置を設置していても、それが何の為の機械で、正しい使い方がわからないという職員の方と時々ではありますが遭遇します。そういうこともあり、点検にお邪魔した際にお話が出来そうであればなるべく園長先生などに声をかけさせてもらい、使い方などを再確認させてもらうきっかけ作りをしております。稀に「そんなに頻繁に点検する必要があるのですか?」と聴かれることもありますが、非常事態に使えないと大変だということは勿論のこと、定期的に訪問することで防犯の意識を高めていただくという意味でも私は良いのかと考えております。普段から意識していないと、いざという時にこの装置のことすら忘れてしまっているかもしれません。そういう意味でも定期的に訪問させてもらうことは大切だと感じております。学校110番や防犯カメラなどの様に、いざ!という時が出番の機器ほど定期的な点検が必要なのです。

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