わかっててもやりがち?「目的」と「手段」混ぜるな危険

わかっててもやりがち?「目的」と「手段」混ぜるな危険

先日、職長・安全衛生責任者教育の研修を受ける機会をいただきました。

職長教育は、職長として作業員の安全と健康を確保するため、現場の進行管理や安全管理に必要な知識を身に着けることが目的。
安全衛生責任者教育は、労働安全衛生規則(第19条)に規定された職務を理解し、現場の安全衛生管理に必要な知識を習得することが目的です。
この2つを同時に受講できる研修です。
 
二日間にわたる研修を受けて、あらためてセンスメイキングの重要性を再認識しました。 
新人さんと数ヶ月に渡って同行するケースが今まで何度かありましたが、センスメイキングは特に意識してきたうちの一つでした。
特にルーティン作業の場合、いかに効率良く行うかを重視しがちになってしまい効率化が優先的になり手段が目的化してしまう傾向があるそうです。それの予防策や軌道修正にも、センスメイキングは有効的だと感じます。
先ずは、「何故それ(手段)をしなければならないのか」を考え本当にそれが必要なのかどうかを判断。更に目的や目標を含めて皆と共有することにより達成の為にどういった手段をとっているか理解し腹落ちする。現場の安全の確保においてもそこまでが重要だと今回の研修で再認識しました。
 
以前のこのブログでも点検の重要性などを書いたことがありますが、そういうことも含めて定期的に再確認し見直すことが重要だと思います。
組織の場合、目的や目標が共有すらされていないケースもありますが、それでは一人一人の認識のズレが生じ、目的と違う方向に向かっていくのは当然ですね。
研修を通じ再認識できたことや学んだことが多く、大変に充実した二日間でした。
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