何事も、その基は人です。人を得る国はさかんになり、人を失う国は亡びましょう。(周瑜公瑾)

何事も、その基は人です。人を得る国はさかんになり、人を失う国は亡びましょう。(周瑜公瑾)

 近い将来、様々な業界で更なる人材不足が懸念されております。特に日本は人材不足が世界一になるというデータもあるとか…。既に介護業界や外食産業の人材不足が深刻なのは報道などでご存知かと思います。そういった企業が行っている対策を見てみると「人材育成」というキーワードが見えてきたような気がします。これは当たり前のことの様ですが、バブルがはじけた後約二十年間日本の企業のほとんどが避けてきたことのように感じます。

 
今、多くの保育園で保育士確保のために様々な対策を行っております。福利厚生を充実させ海外研修を行っているところもあります。定期的に面接を行い必要に応じて頻度やかける時間を増やしたりと、保育士一人一人に向き合うことにより定着率の向上を目指しているところもあります。
定着率の向上が結果的により良いサービスの提供に繋がると考えるからです。
私は普段、保育園を頻繁に出入りする機会があるせいか、自然とそういった事に関心が向いていたようです。
 
離職率の低いことで知られている有名なある外食産業の企業は、人材育成に力を入れており充実した研修の後も現場で育成は続けられます。その人材育成システムが店員のホスピタリティの高さに繋がり、結果的にお客様でにぎわうことにより外食産業の勝ち組となりました。
 
また、一般的に離職率が高いと言われる不動産業界。その中でもひときわ離職率が高かったある大手の不動産会社は、このまま同じことを続けていれば企業として立ち行かなくなるという危機感から社内革命を行い、反発なども多かったようですが見事に数年で離職率を大幅に下げました。
様々な研修制度を採り入れ、管理職のマネジメント力を向上させたことと人事制度の導入が離職率の改善に繋がったということです。
 
皆さんは防犯カメラなどセキュリティサービスの導入を考える時にどのような事を条件に会社選びをするでしょうか。評判や技術的な事、またはそれらを総合的に考えたり様々だと思います。優先順位や譲れない要素もあるでしょう。その中でセキュリティ機器を取り扱い安全と安心を提供する会社選びとなると、その会社の事やその会社にどんなスタッフがいるのか気になる人も少なくないのではないでしょうか。
先ほどお話をした離職率が低い外食産業の企業もそうですが、いわゆる町の電気屋さんもホスピタリティの高い店がお客様に選ばれ、激戦のなか勝ち残っているのです。
 
当社の経営目標の一部を紹介させてもらいます。
「1.株式会社セキュリティハウスは、楽しく仕事ができる環境を作り社員が自己実現できる豊かな生活を創造する。」
 
目標を達成するための戦略を立てるにあたり、経営資源の一つである「人」のマネジメントは最も重要です。
 
「夫れ用兵の道は、人の和に在り」(諸葛亮孔明)
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